今日はなぞなぞの日


平凡社 <2004年> 1200円(税別)
四六上製/160ページ
装丁・吉田篤弘+吉田浩美


ほぼ日刊イトイ新聞にて連載された『火曜日はなぞなぞの日、金曜日はこたえの日』をまとめたなぞなぞの本です。

なぞなぞを作るのは云わば私のライフワークで、うっかりすると、ついなぞなぞを作ってしまう奇癖がありました(今も)。そんな癖はまるで役に立たず、たまに知人になぞなぞメールを送っては迷惑がられる程度のことだったのですが、「なぞなぞコンテンツなんてあるといいんじゃない?」と思っていたほぼ日さんに拾われ、連載枠をいただいた上、単行本にまでなりました。路傍の石にも存在価値がある一例です。私の中にはまだ石が転がっているかもしれないので、誰か拾い上げてください。

本のまえがきにも書いてありますが、なぞなぞの醍醐味はこたえあわせではなく、答えを考えながら沈思黙考する時間のたゆたいです。すぐに答えを見ては駄目です。
読み終わったら、学校で、職場で、家庭で、だれかに出題して、皆でたゆたう時間をお楽しみください。
nazonazo
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